ふくろう(フクロウ)の飼育

当方では国内ブリード・海外ブリードのインプリント個体を主として提供させていただいております。

インプリント個体のメリット

野生(ワイルド)個体とは違い、比較的おとなしくて扱いやすく、病気面での心配も少なく、飼育に関しても給餌・係留等も容易で、日本の気候・風土でも問題なく飼育が可能です。

猛禽って飼えるの?寿命は?

一見、猛禽は字の如く恐そうなイメージがありますが、インプリント個体は人が介した個体だけに 人に対して警戒心がなく、とても可愛いので最近はペットとして飼われる方も増えてきております。
寿命も小型種で約15年、大型種ですと約20年と大きくなるほど長寿だと言われています。
ただし、飼育方法や飼い方、個体差にもよりますのであくまでも参考までに。

種類は何がいいの?

サイズも超小型種~大型種までおりますし、それぞれ性格も違います。
お求めになられる前に、ご相談くださいましたら、フクロウの性格や飼育方法・給餌・係留方法等 出来るだけ明確にお伝えさせていただきますので、自身の環境に合うフクロウをお選びください。

鳴き声はうるさくない?

鳴いたり鳴き声が大きいかは猛禽の種類によっても全然違います。
鳴き声が大きく、よく鳴く猛禽類も居れば、同じ種類でもあまり鳴かない場合もあります。
個体によっても違ってきます。

夜行性なのに大丈夫?

猛禽は夜行性ですが、給餌の時刻はオーナー様のご都合のよい時間に与えていただけますし、 昼夜問わずお部屋の中をフリーで遊ばせたりすることも可能です。お昼寝や運動もします。
犬や猫とは違い、まだまだ人間との歴史が浅い動物ですので、信頼関係を築くことは容易ではありませんが、色々な可愛い表情やしぐさも見せてオーナーさまを癒してくれること間違いなしです。

飼育場所って・・・

猛禽の種類によっては、温度・湿度等の管理もあまり気を使うことなく飼育可能な個体も多く、 必ずしも室内で飼育しなければならないという訳ではございません。
お客様の生活環境に合った飼育も出来る個体もおります。
知識さえ十分あれば、人と一緒の共存も難しくありません。

外飼いする場合は・・・

種類(中型種以上)によっては屋外飼育も可能ですが、地域によっては困難な場合もございます。
基本的な注意点としては、夏は直射日光が当たらないように日陰で風通しの良い場所を作ってあげてください。
冬は特に北風の当たりの強くない所や、当たらないように工夫してあげてください。
小型のフクロウは室内飼いを勧めております。

猛禽のゲージは必要?

必ずしも猛禽をゲージ飼いする必要はありません。
部屋の中にファルコンブロック等の係留台に常時置いて飼育していただくことも可能です。
お店やご自宅など、TPOに合わせてお選びください。
但し、猛禽をゲージ飼いされる場合は、必ず猛禽ゲージで飼育していただくようお願いします。
鳥かご等で飼育すると羽を痛めたり、ゲージに挟まり骨折する場合がございます。

餌について・・・

冷凍のウズラ・ヒヨコ・マウスを解凍し、食べやすいサイズにカットしてピンセットで与えてください。
迎え入れてすぐの場合ですと環境の変化によって、ピンセットから食べない場合がございます。
その場合は数日間、置き餌で対応していただくようお願いします。
※餌に関しては当店でも販売しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

餌の与える量ですが、猛禽の種類や季節、ヒナか成鳥かによっても違います。
電話かメールで直接お問い合わせください。
お問合せはこちらから→「お問合せフォーム」

口から何か出てきたけど・・・

突然異物を口から吐き出すことがあります。
これは「ペリット」と言い、未消化な小骨や羽等を固まりにして口から出しているのです。
病気ではありませんので心配はいりません。

基本訓練【据え廻し】とは?

これは調教上で一番大事な訓練です。
猛禽を手に乗せれるようになれば、据えた状態で歩いたりして訓練を行います。
見慣れない風景や車などを恐がりますので、据え廻しを継続することにより恐怖心を取除き、落ち着くように環境に順応させていきます。
これが出来ると人と猛禽との間でより強い信頼関係を築くことができます。